間違ったダイエットは拒食症・過食症を呼ぶ
まちがったダイエットをすることにより、とりわけ深刻な問題になるのが、拒食症や過食症です。
カ−ペンターズ歌手が拒食症で死亡したことはあまりにも有名です。
日本の女性タレントがスキャンダルの挙句に過食症に陥ってしまったといううわさはよく聞かれます。
「身長マイナス105は健康体重、マイナス110は美容体重、マイナス115が女優体重」という言葉が芸能人の世界では言われているのだそうです。
このように痩せているタレントがちやほやされるというのは、そこに美の基準があるからでしょう。また、世界中どこでも雑誌に頻繁に登場するモデルは、ほっそりした白人系です。
つまり、世界の美の喜寿運がそうだということです。そこで、「痩せれば人生バラ色」という思いに取りつかれて、自分の体の条件も考えずにみんなが痩せようとするわけなのです。
自分の美の基準から離れることが怖いのでしょう。
こうしたことから拒食症とともに、大食いをした挙句に激しくはいてしまうのは過食症です。拒食症とともに、過食症の症例も数が増えてきています。
これは「摂食障害」と呼ばれ、世界で増加傾向にありますが、実はイギリスでは約300年前にこの病気のことが記されていたのです。
特にこの病気にかかりやすいのは若い女性で、わずか数百グラムの体重の増減で激しく心が揺れ動き、まともな社会生活を送ることができなくなってしまうのです。
最近では日本では、若い男性にも拒食症や過食症がしばしばみられるようになってきています。
もちろん、肥満と同様に痩せすぎでも健康上の問題が出てきます。低たんぱく血症や貧血になるからです。
また食べては白を繰り返すと、食堂に静脈瘤ができて破裂したり、強酸性の遺産のためにはがボロボロになってしまうこともあります。
また、女性の場合は体に向かないダイエットをすると生理が止まるという現象が起こりがちです。
医師に間では意識的に減食をして起こったものを「減食性無月経」と呼んでいます。
脳の視床下部というところには、食と性を支配するところが同居しています。
食中枢が乱れると、すぐそばの性中枢にも詠唱し、ホルモンバランスが崩れて生理への悪影響だけでなく脱毛、肌のかさつき、便秘などにあらわれ、冷え性、不眠などを伴うケースもあります。
しかも、現代医学でこの過食症を直すことは至難のワザで、ダイエットが多気の摂食障害の原因になっていることは大変な事態ではないでしょうか?